JKC訓練競技会・訓練試験
- JKC訓練競技会
- 家庭犬がどのくらいの訓練科目を行うことが出来るかを競うものです。
初等科(CD1) 中等科(CD2) 準高等科(CD3s) 高等科(CD3) 大学科(CDX)の5クラスに分けられています。- ※CDとは家庭犬(Companion Dog)の略です。
減点法によって採点が行われ、順位が決められます。各クラスで5席以内は表彰されロゼットが授与されます。
基本的には競技会の方が合格点の基準が高く満点の95%以上出なければなりません。たとえばCD2クラスですと95点以上でトレーニングチャンピオン・ポイントがもらえます。
初めてポイントをもらってから2年以内に20ポイントをためるとトレーニングチャンピオンの完成となります。またメジャーポイントと言ってCD3以上でポイントをもらい ポイント数が60を超えるとグランドトレーニング・チャンピオン完成となります・
競技会の1回の出陳料は7,000〜10,000円です。
- 家庭犬訓練試験
- こちらは訓練競技会とは違い、 初等科(CD1) 中等科(CD2) 高等科(CD3) 大学科(CDX)の4クラスに分けられます。
訓練試験は満点の70%以上で合格となります。また合格も3段階に評価されます。
試験受験料は1回5,000円です。試験結果は当日に発表され、訓練試験に合格すると血統書に表記されます。合格手続きが完了すると、後日JKCより『合格証書』が郵送されてきます。その更新料として1回につき3,200円かかります。
(合格した場合の例:試験受験料5,000円+更新料3,200円=計8,200円)
初等科CD1 | 中等科CD2 | 高等科CD3 | 大学科X | |
V(優) |
45〜50点 | 90 〜100点 | 180〜200点 | 270〜300点 |
SG(特良) | 40〜45点未満 | 80〜90点未満 | 160〜180点未満 |
240〜270点未満 |
G(良) | 35〜40点未満 | 70〜80点未満 |
140〜160点未満 |
210 〜240点未満 |
- 競技科目(※規定科目)
CD1 CD2 CD3s CD3 CDX 規定課目 内容 ※ ※ ※ ※ ※ 紐付き脚側行進 コの字型で30mのコースをCDTは常歩でCDU以降は帰りは速歩で ※ ※ ※ ※ ※ 紐無し脚側行進 「紐付き脚側行進」の内容を紐無しで行う ※ ※ ※ ※ ※ 停座及び招呼
所定の位置で脚側停座させ、10m先前に歩いて行き3秒後によびよせ、犬は指導手の脚側に停座して終わるか、指導手の正面に一旦対面停座させその後脚側停座につける。 ※ ※ ※ ※ ※ 伏臥(ふくが) 伏せ。脚側停座から伏せをさせ、約3秒後、脚側停座に戻して終わる。 ※ ※ ※ ※ ※ 立止(りっし) 立て。脚側停座から立てをさせ、約3秒後、脚側停座に戻して終わる。 ※ ※ ※ ※ 常歩行進中の伏臥
脚側停座より常歩で脚側行進中5mの地点で指導手は歩度を変えずに犬に伏せを命じ、指導手だけ10mの地点まで行く。約3秒後に犬の元へ戻り、指示により脚側停座につけて終わる。 ※ 速歩行進中の伏臥 脚側停座より速歩で脚側行進中5mの地点で指導手は歩度を変えずに犬に伏せを命じ、指導手だけ10mの地点まで行く。約3秒後に犬の元へ戻り、指示により脚側停座につけて終わる。。 ※ ※ ※ ※ 常歩行進中の停座
「常歩行進中の伏臥」の要領に準じて犬に停座を命じる ※ 速歩行進中停座 速歩行進中の伏臥」の要領に準じて犬に停座を命じる。 ※ ※ 常歩行進中の立止 「常歩行進中の伏臥」の要領に準じて犬に立止を命じる ※ 速歩行進中の立止 「速歩行進中の伏臥」の要領に準じて犬に立止を命じる。 ※ ※ ※ 物品持来
脚側停座より犬に待てを命じ、ダンベルを10m前方へ投げ、指示により犬に持ってこさせる。犬はダンベルをくわえたまま指導手の脚側に停座又は対面停座より脚側停座につけて終わる ※ 前進 脚側停座より規定位置(前方約10m)へ犬を前進させ、犬が到着したら停止させ、指示により犬を呼び寄せる。呼ばれた犬は脚側停座か対面停座より脚側停座につけて終わる ※ 遠隔・伏臥から立止 脚側停座より犬に伏せさせ、指導手のみ約10m前方に行き、約3秒後指示により指導手は犬に立止を命じる。犬の元へ常歩で戻り脚側停座で終わる ※ ※ 遠隔・停座から伏臥 遠隔・伏臥から立止の要項に準じて停座から伏臥を行う ※ 遠隔・停座から立止 遠隔・伏臥から立止の要項に準じて停座から立止を行う ※ ※ ※ 障害飛越(片道) 板張り障害の飛越で、障害の高さは、小型犬は体高の高さ、中型犬は60cmを上限、大型犬は70cmとする。指導手は助走距離をとって障害の前で犬に脚側停座させる。指示により指導手は犬に飛越を命じ、犬が飛越したら、指導手は犬に待てを命じ、犬の元へ行き脚側停座で終わらせる ※ ※ 障害飛越(往復) 往復の場合は飛越後一旦待てを命じ、その後復路飛越を命じて脚側停座で終わる。 ※ ※ 据座 脚側停座より犬に待てを命じ、常歩で犬から10m前方へ行き犬と対面直立する。約30秒後に指導手は犬の元へ戻り脚側停座の位置で直立し終わる ※ ※ ※ 休止 脚側停座より犬に休止を命じ、指導手は指示された場所に隠れる。(障害の壁)約3分後指示より指導手は犬の元へ戻り脚側停座につけて終わる。
訓練試験用紙の説明より抜粋
※CD3sは訓練競技会のみのクラスです。
CD1 | CD2 | CD3s | CD3 | CDX |
0 | 3 | 5 | 6 | 10 |
CD1 | CD2 | CD3s | CD3 | CDX |
5 | 10 | 15 | 20 | 30 |